モーションキャプチャ技術を用いた支保工建込みナビゲーション
大幅な省人化と安全性向上を両立
鋼製支保工建込み作業を半自動化
技術概要
- 重機位置を計測したエレクタおよび鋼製支保工に取り付けたマーカーをモーションキャプチャカメラでリアルタイムに位置把握し、エレクタ誘導技術により正確な建込み位置にナビゲーション
- 5社(清水建設、戸田建設、西松建設、前田建設工業、エフティーエス)共同研究で培ったモーションキャプチャ技術を応用
特長
・生産性向上
支保工建込み人員の省人化(5人→1人) ※切羽監視責任者を除く
・安全性向上
切羽直下に作業員が立ち入る必要なし
・品質向上
支保工建込み精度が向上
今後の展開と成果報告
- 令和7年9月12日、土木学会にて論文発表予定(VI-1194)
※本論文は土木学会全国大会のホームページに掲載されております。
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◆ FTS那須塩原テクニカルセンター(模擬トンネル)での工事実験
(令和6年4月1日~令和7年3月31日)
- 模擬トンネル内で検証、工場実験では建込精度15mm以内を実現。
- オペレータ1人での建込み作業に成功。
(建込み時間:約10分)
◆ 国土交通省直轄(四国地方整備局)工事において現場実装中
- 既存サイクルタイムと同等の建込み作業サイクルを確認。
- 支保工の建込み時間(素堀り状態)を大幅に削減して安全性向上を確認。
今後も実証結果を踏まえた改良を重ね、より多くの現場での実用化と普及を目指してまいります。