【音響パルス反射測定システム】APRIS(アプリス)
            
熱交換器チューブおよびボイラー内部の
欠陥検査(貫通穴、塞ぎ、減肉、ピッチング)に最適!
    
    
様々な形状のチューブに対応可!
10~15秒以内/本の迅速な測定!
優れた解析ソフトにより報告書の作成が簡単!
 
【音響パルス反射測定システム】APRIS(アプリス)
材料を問わず、複雑な形状の内径に適用できます。
1チューブ10~15秒以内に測定可能で、カップリングも不要です。
特にU-ベント管に対して非常に有効です。
初心者でも簡単に操作でき、PCを使用してデータの管理や報告書作成も可能です。
APRISを選ぶ理由
■従来の検査技術
 渦電流(電磁試験)
渦電流(電磁試験)
 
 ビデオスコープ(光学試験)
ビデオスコープ(光学試験)
 
 IRIS(超音波試験)
IRIS(超音波試験)
 
 
■APRISの原理
音響パルスリフレクトメトリー(Acoustic Pulse Reflectometry =APR)を利用したAPRISは、速度、精度、および客観的なレポート生成に対する市場の要求を満たす技術です。
APRのコア技術は、チューブ内部の空気を伝わる音響パルスに関係します。
音響パルスがチューブの断面に変化を起こさない限り、パルスは伝播し続けますが、空気とチューブ内壁による影響でいくらか減衰します。
 
ただし、不連続性が発生した場合は、反射波が生成され、チューブに対して逆方向に伝播します。
断面の変化が急激であるほど、これらの反射は強くなります。
 
従来の検査技術ではストレート管のみ対応しておりましたが、この技術はチューブの材質や形状を選ぶことなく、検査することが可能 です。
また、試験体にダメージを与えることもありません。
配管のマッピングも容易に行うことができ、探触子の挿入等の作業も不要のため従来の方法よりも検査時間が短縮できます。
APRISの特徴
■最大100mmの内径に適用でき、形状や材質不問
[測定対象]
 ・ボイラー、フィンファン、他熱交換
 ・U-ベンド、ねじれ、螺旋
 ・鉄非鉄、亜鉛、プラスチック
[測定範囲]
 ・配管径  :内径7mm~100mm
 ・配管肉厚 :制限なし
 ・配管長さ :1.2m~25m
 ※チューブ入口から3cmは不感帯で測定不能
 材料や肉厚などの影響を受けることなく測定が可能
(ただしチューブの内径と長さは測定に影響します)
■カップリング不要で迅速な探査
[測定時間]
 ・チューブ長さ6m未満  :5秒
 ・チューブ長さ6m~25m :最大10秒
[検出可能な欠陥の種類]
 ・穴(リーク、クラック)、閉塞(堆積物、スケール)
 ・壁の損失(ピット、浸食)
 ※外面の傷は検出不能
 欠陥の種類および大きさの情報が得られます

ピッチング
基準肉厚の10%の減肉から検出可能
(φ1mm以上のサイズ)
 業界と用途
 
・精製、燃料製造
・発電設備
・石油化学、ケミカル、肥料、パルプおよび紙
・オフショア/オンショア石油、ガス加工、OCTG
・マリーン(ボイラー、HRSG/WHSG、コンデンサー/クーラー)
・食品、飲料、薬品
・金属/鉄鋼/セメント
・HXとチューブ清掃、品質保証    …など
■ケーススタディ
 
 ▶フィンファンエアークーラーチューブの検査
 ・6日間で16,000本を検査
 ・塞がり、ピッチング、腐食、穴などの報告
 ・欠陥は工場(現場)作業員が確認
 
▶インタークーラーのU形チューブの検査
 ・618本を2.5時間で検査
 ・3時間以内でレポート作成および提出
 ・2列に100%塞がりの箇所あり
 ・レポートを基に3日後に改修および操業再開
測定方法
①設定
配管のマッピングを行います。
カメラで配管を撮影し、定義付けを行います。
 
②測定
チューブ内に音響パルスを撃ち込み、測定を行います。
 
③結果分析報告
PCにて結果を確認し、報告書の作成を行います。
 
※探査前にチューブ内の洗浄を行う必要があります。
実際の波形(例)
実際の波形(例)
 
欠陥別の測定結果の特徴
 
[波形の傾向]
 ・障害物(塞ぎ)   :波形がポジティブになります
 ・減肉およびピッチング:波形がネガティブから入りポジティブに振れます
 ・貫通穴       :波形がネガティブに振れその後ストレートになります
欠陥別の測定結果の特徴
 
[欠陥分析]
分析結果はより程度が悪い欠陥を基に割合を表示しています。
例)同じチューブに貫通穴と減肉がある場合は、貫通穴としてチューブが認識されます
[欠陥一覧]
 
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